｢Magic Bird｣５店舗の統括として、運営の指揮をとっています。お店である以上、社員の幸せを生み出すために業績の拡大は必要不可欠です。でも私ひとりで成し遂げることなど不可能なので、各自がそれぞれの能力を発揮し、みんなで成果を勝ち取れる組織づくりを目指しています。
そもそも、いい店をつくる上で、上下関係なんて必要ないんです。若手であっても優れたアイデアは、思い切って採用する。実際に、店の方向性を決める重要な会議で、私の案がひっくり返り、新卒2年目のスタッフの案に方向転換したこともあります。でも、いち上司としては、そういう瞬間が、なんとも嬉しいんです。もちろん私もまだまだ負けるつもりはないので、悔しい部分はありますが（笑）。会社の文化として、そんな柔軟性があるからこそ、お客様に価値のあるサービスが提供できているという自負はあります。

自分たちで言うのも少しおこがましいですが、妥協しない姿勢ですね。あらゆる面で、競合他店を圧倒したい。そのためには、テクニックやノウハウだけでなく、ひとりひとりの仕事と向き合う姿勢がなにより大切です。当社には、｢まことの商売人｣というキーワードがありますが、その誇りが原動力となって、こだわりや粘り強さを生んでいると思います。そしてもうひとつ、｢スピード感｣は意識しています。良いアイデアが思い浮かんでも、承認までに時間がかかり、OKが出た時にはタイミングを逸しているということがよくありますが、当社は現場でジャッジできないことも、電話一本で承認がとれます。改善すべきことを、すぐに形にできる組織とシステムがあるのも、私たちならではの強みだと思います。

｢天職｣とはよく耳にしますが、就職する前から、自分にあった仕事をどれほどの方が知っているのでしょう？私は、自分次第でどんな仕事でも　｢天職｣になり得ると思っています。自分の可能性は、みずからの意思と、周囲の存在によっていくらでも変化していくものです。この会社は、仕事の幅がとても広く、それは言い換えると、たくさんの可能性にあふれているということだと思います。まだ｢天職｣に出会っていない人こそ、当社で一歩を踏み出して欲しいと思います。
※当インタビューは、2015年７月時点のものです。